今日は、我が家のキッズの中でとても人気のある絵本を紹介したいと思います。親子で一緒に読んでいて「やっぱり夢って素敵だね!」と思わせてくれれ絵本です。それは「風をつかまえたウィリアム」 です。
元々英語の絵本ですが、和訳版もあり、どちらもオススメです!
(おうち英語をやられている方にはもちろん英語版 をお勧めです!)
この絵本のあらすじ
ずっと雨が降らなくてトウモロコシを育てられなくなったマラウィ(アフリカ)の話です。そこに住んでいる工学(engineering)に非常に興味を持つ14歳のウィリアムは、とても貧乏で、電気もご飯もなく、もちろん学校にも通えません。「物の動き方を理解できるようになる」という夢しかありません。近くにある学校の校図書館に通い、とにかく工学の本を一通り全部読みます(英語の辞書を使いながら)。そこで、自分で風車を作ろう!というアイディアを思いつき、それが実現した時に、なんと街全体を救えた、という実話です。
この絵本の大事なポイント
絵、書き方、SDGsを教えてくれる、など、この絵本を皆さんにオススメしたい理由はもちろんたくさんありますが、今月のお題に関連するお話だけについて話しますね。
夢の種
ウィリアムは「科学者になりたい」という夢を持っていた訳ではありません。ただ、科学に対する「興味・情熱」はありました。夢の種ですね。
苦労があるからこそ夢に出会える
小説もそうですが、やっぱりある苦労があって、それを乗り越える、というプロセスがあるからこそ、人は成長します。なので自分もうまくいっていない時こそ、それをチャンスとして考えるのがいい!と教えてくれる絵本です。
夢には「完璧なスキル」が要らない!
ウィリアムは工学者ではなかったのに、自分なりに理解していた基本的な科学を活かして、立派な物が作れるようになりました。夢とスキルは実は細くしかつながっていません。夢があれば、スキルは後からでも磨けます!(ただ、その逆は難しいので「夢」から始めた方が楽ですね!)
夢は魔法である!
この絵本の中では「夢」を「魔法」に例えます。本当にそのとおりです。夢はそのように思わないと、簡単には浮かびません。
この絵本の使い方
この絵本を読む時に、是非親子でこういう会話をしてみましょう!そして、Netflixにも、この絵本に基づいた映画もありますので、よかったら是非みてください。かーなり悲しい(最後は嬉しくなりますが)ので、少しSensitiveなお子さんであれば、絵本だけにしておいた方がいいと思います。「子どもに見せてもいいのかな?」と気になる方がいらっしゃれば、まずご自身で観てから判断された方がいいと思います。また、学校の先生は、是非、生徒さんにこれを勧めてあげてください!観終わった後に、授業でいろいろについて話せるはずです!