「今日、どうだった?」と子どもに聞いても答えてくれない!どうしよう?
「今日、1日どうだった?」と子ども聞いても答えてくれない!どうしよう?子育てアドバイス!

仕事の帰りに、子供を保育園、もしくは幼稚園に迎えに行く時に、親として子どもの1日について沢山聞きたいですね。「どんなことをしたのかな?」とか「今日で一番何が楽しかったのかな?」とか、いろいろ知りたいですね!

そして、迎えに行って帰りに「今日はどうだった?」と聞いてあげるとと、「よかった」とか「わからない」しか答えてくれません。ショックですね。折角仕事と保育園の帰りに親子で話す時間があるのに、何も話してくれないのはもったいないですね。

ここで仕事と保育園の帰りに、お子さんの「今日について沢山話したい」と思わせるための1つのヒントを皆さんにご紹介したいと思います。そのヒントとは

まず、親は自分の1日について沢山自分から話してみみましょう!

「ええ?なんで親から自分の1日について話さないと行けないの?」と不思議に思われる方がいらっしゃると思いますが、子どもは「見本」が必要です。何でもそうです。小さな科学者と呼ばれるぐらい親の背中を見て育ちます。「自分の1日について沢山、楽しく話そう!」とお子さんに伝えたかったら、まず親からその見本を見せましょう!

「うちの子はまだまだ小さいので私の1日について話したら意味がないのではないか?」と思われるかもしれませんが、下記に2分しかかからない対話事例を是非見てみてください。

〈親子対話の事例〉

◆ママ:今日はママが仕事で英語をいっぱいよく話してたよ。あーーー!頭が疲れちゃった!でも楽しかった!
◆しーちゃん(5歳):なんで英語?
◆ママ:そうね。今日はアメリカの人がママの会社に来ていた
◆しーちゃん:アメリカ?
◆ママ:そう、アメリカよ。「ニューヨーク」というところから来られた方。優しい人だったよ。
◆しーちゃん:ママ、英語話せるの?
◆ママ:昔、学校で習ったけど、最近使っていないから今日はあまり上手に出てこなかったね(笑)でもママ、頑張ったよ!
◆しーちゃん;ママ、すごい!
◆ママ:そのアメリカの方は、ニューヨークの写真もたくさん見せてくれたよ。ママもニューヨークに行きたくなった(笑)しーちゃんはどこか行きたいところがあるかな?
◆しーちゃん:あるある!私は、この間テレビで東京ドームを見たから、そこに行きたい!

このような対話は、非常に意味のある対話になります。例えば、

①    ママが積極的に自分の1日について話している

1日の終わりに、親は「今日はどうだったの?」と子どによく聞きますよね。そこで多くの子どもは「楽しかった」という一言しか返ってこないですね。この一言解答がくる時に、多くの親は「なんでもっと話してくれないの?」と若干思いますね。でも、逆に考えてみると、親の1日の話を子どもに積極的にしているかな?親がやっていないことは、子どももできませんよね。これがLMのStep 1です。

②    アメリカという国を知ることができた

この会話がなければ、しーちゃんはがあまりアメリカのことを普段気にしないと思いますね(多分)でも、今回の会話で「あれ?アメリカというところもあるんだ」という1つのインプットにつながりました。

インプット:親子で対話する事により発生する新しい知識のことをレバイン式子育てでは「インプット」と呼んでいる

③    世界についてもっと知りたいスピリッツが生まれた

ママが「いいな!私もニューヨークに行きたいな」のような親の「夢」を子どもにいうことにより、「世界を見ることが楽しいよ」ということを子どもに教えれるし、そのうちに子どもも「海外に行きたい!世界をみたい!」と思うようになるはずです。

④    英語という言語もあることが学べた

日本に住んでいると、学校や習い事以外で、英語の環境に触れることが難しいです。そのせいで「英語=お勉強」というイメージになっちゃっている子が多いです。ただ、こういうちょっとした親子会話で、しーちゃんが「英語は人と話すツールなんだ!」と少し理解できました。将来、学校で英語を学ぶ時に「英語=試験」ではなく、「英語を知ると海外のお友達とも話せるんだ!」と思うようになります。

⑤    親も自分の気持ちを素直に見せている

親がネガティブな世界を子どもに見せないようにしていますね。でも今回の事例では「ママが疲れちゃった」と正直に娘に話しました。「子どもだから明るくいなくちゃ」と多くの親が思いがち(私もそう)ですが、親も「ちょっと大変」と思った時にその気持ちを正直に子どもに話すことにより、子どもが「自分の気持ちを親に正直に伝える大切さ」に気付いてくれます。

⑥    年齢関係なく対等に話す大切さ

このママは、娘が4歳にも関わらず、普通に話していますよね?伝わるように言葉を少し選んだかもしれないけど、内容は普段大人同士でも話してもおかしくない内容でしたね。しーちゃんもこれに気付いているはずです。さらに、最後にママがしーちゃんの気持ち(行きたいところがある?)を聞いたので、「私が一人の人間として意見を求められているし、尊重されている」としーちゃんがこのちょっとした会話で学べました。

この2分間の事例では、子どもにとって6個のインプットがありました!これを朝から夜までずっとやるのが難しいと思いますが、仮にこちらの事例のように、レバインメソッドを2日に1回実践すれば、簡単な計算ではありますが、このようになります。
    週3日×6個×54日=972

これはただの1つの事例(保育園の帰りというシチュエーション)だったけどレバインエデュケーションでは、いろんなシチュエーションの中でどのようにレバインメソッドを使えるか、ご紹介しますね!

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